お店新聞とは?

お店新聞とは…?

●お店新聞(=ニュースレター)とは自社発行の新聞です。

売込みがなく役に立つ情報なのでDM(ダイレクトメール)とは違い、何回出しても嫌われることはありません。お店新聞やニュースレターを発行することにより、お客さんとの接触が増え、身近に感じられるようになります。その結果、購入時期になるとお店新聞を発行しているところに声がかかりやすくなります。そして何よりも、顧客の流出を防ぐことができます。お客さま離れの一番の原因は忘れられてしまうことです。忘れられないようにするには、「接触頻度」を上げることが有効的。定期的に発行するお店新聞やニュースレターは最適なツールだと言えます。

▼お店新聞の効果
▼売れるお店新聞の5原則
▼お店新聞の発行するしないを決めるポイント

お店新聞の効果

新聞折り込みチラシやフリーペーパー広告など、多くのお店が実施している販促策のほとんどは新規顧客獲得を目的とするものばかりです。なかにはとても集客力のあるフリーペーパーも存在します。しかし、多額の広告費を使って集めた「新規客」をそのままほったらかしにしていては一生懸命新規顧客を獲得した意味がありません。一般的に「新規顧客」を獲得するためにかかる広告経費は「既存顧客」を再来店させる5~6倍かかると言われています。
例えば10万円のフリーペーパー広告で50人の新規客が来店した場合、1人当たり2000円の広告費がかかったことになります。それが「車」や「住宅」などの高額商品を販売している業種であればさほど問題ではありませんが、小売店やサービス店においてはお店の利益率を大きく圧迫してしまうことが明白です。

お店の売り上げアップをはかるには一度来て頂いたお客様には必ず再来店していただく「仕掛け」を用意しましょう。

では、どのような仕掛けで新規のお客様が再来店してくださるのでしょう?

基本的に人間は忘れる生き物です。
新規のお客様から清算時などに「とてもよかった。また来ます」という言葉をよく耳にすると思います。しかし、結果的にほとんどのお客様が再来店しません。一般的に小売・サービス店における新規顧客の再来店率は20~30%と言われています。
残りの70~80%のお客様が「また来ます」と言いつつ、再来店しないのはなぜでしょうか?

実はその原因は明確で、「また来ます」は嘘でも社交辞令でもなく、その場では本心でそう感じていますが、その後時間が経過するにつれ、「お店の存在を忘れるから」なのです。

特に、私たち現代人が日々受け取る情報量は膨大です。私たちの脳には、パソコン同様に容量に限りがあり、毎日莫大な情報をインプットしながらそれとほぼ同量の不要な情報を捨てる作業を行っています。

ニュースレターやお店新聞を定期的に送ることによってお客様の脳内で
忘れる→思い出す→忘れる→思い出す…
を繰り返します。

その結果、半年~1年程度で脳内に刷り込む
(覚えてもらう)ことが可能になるのです。

売れるお店新聞の5原則

ニュースレターやお店新聞を定期発行しているにも関わらず、大きな効果を得られないというお話を聞きます。ただ単にニュースレターを発行すれば、お客さま離れを防ぐというわけではありません。「正しい表現」「正しい方法」で発行しなければ、お店新聞の高い効果は得られません。

お客さまは情報収集が上手ですが、専門家ではありませんので商品やサービスを購入する際の明確な判断基準を持ち合わせていません。
消費者はアドバイスしてくれる人を求めています。そして、最終的にはアドバイスをくれる人から商品を買いたいと思っています。なので、ニュースレターやお店新聞の中で商品やサービスについて、購入する際の判断基準や商品の使い勝手などお客様のためになる情報(=アドバイス)を書き記します。

新聞折り込みチラシやフリーペーパーに比べ、ニュースレターやお店新聞は低コストで作製できますが、「ニュースレター販促」実施の際は、最初の段階で無駄な経費をかけない準備を行うことをおすすめします!

お店新聞の発行するしないを決めるポイント

お店新聞を発行すれば売り上げが上がるのは確かですが、利益以上にニュースレターやお店新聞の費用がかかっていては話になりません。
お店新聞は発行するのにコストがかかり、また最低1年間は継続しないと効果がわかりにくいという特徴もあります。お店新聞で売り上げアップしやすい業種とそうでない業種があります。


商品を購入するために、いろいろな店を探し回る家や車、趣味やこだわり品などを取り扱うお店にはお店新聞やニュースレターの効果が大きく、製品の品質に差がなく、単価の安い文房具品や生活日用品などには効果が小さいことがわかります。